はじめに
最近話題の「Model Context Protocol(MCP)」を使って、Anthropic社のClaudeから外部ツールを操作できるようになったということで、実際に脆弱性診断ツールである「Burp Suite」との連携を試してみました。
本記事では、MCPの概要から、Claudeとの連携手順、確認作業までを実際に試しながら解説していきます。
Model Context Protocol(MCP)とは
Model Context Protocol(MCP)は、AI アシスタントが外部のデータソースやツールと連携するためのオープンプロトコルです。
基本的には、MCP ClientとMCP Serverの間の通信のことを指し、MCP Serverと各種サービスについては、独自のプロトコルWebAPIなどを用います。
プロトコルと聞くと、HTTPやSSHなどの通信プロトコルのようなものかな?と思っていたのですが、中身を調べてみると、 JSON-RPC を用いた通信になっていました。
Introduction - Model Context Protocolより
ClaudeでのMCPの使い方
ClaudeでMCPを利用したい場合は、claude_desktop_config.jsonに下記のような設定をjson形式で入力します。(例はclaudeにPCのファイル操作機能をもたせるMCPサーバです。)
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"C:\\Users\\tt\\Desktop\\test"
]
}
}
}
こうすることで、起動時にClaudeが写真の通り子プロセスとしてMCPサーバを起動してくれます。

なお、後述しますが、今回操作したい、Burp Suiteについては、BApp StoreにExtensionsが用意されているため、MCPサーバについてはそちらを利用し、Claudeからはmcp-remoteを用いて接続することにします。
環境
- Windows11
- Claude for Windows バージョン0.9.3
- Burp Suite Community Edition v2025.4.4
- Node.js v22.16.0
- npm 10.9.2
設定方法
大まかな流れ
- Node.jsの環境構築
- Burp SuiteへMCPサーバのインストール
- Claudeへの設定
Node.jsの環境構築
すでにNode.jsの環境が整っている方はスキップしてください。
1. こちらからNode.jsをダウンロードし、インストーラーに従って、Node.jsをインストールします。
2. コマンドプロンプトが開くので指示通りに何かかキーを押して勧めてください。
3. するとPowershellのウィンドウが表示されるため、インストールが完了するまで待機します。
最後にそれぞれちゃんとインストールできているか下記のコマンドで確認します。
node -v npm -v choco -v
執筆時にはすべてインストール済みだったため、画像などは掲載できていませんので、詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
Burp SuiteへMCPサーバのインストール
- Burp Suiteを開きます。
- Extension > BApp Storeを開き、「MCP Server」で検索を行い出てきたExtensionのInstallをクリックします。

- インストールが完了すると「MCP」というタブが増えます。Enabledにチェックが入っていることを確認できたらBurp SuiteのMCPサーバは構築完了です。

Claudeへの設定
1. Claudeのデスクトップアプリを開きファイル > 設定を開きます。

2. 開発者 > 構成を編集をクリックすると、エクスプローラーがひらき、claude_desktop_config.jsonをいうファイルが作成されているため、そちらを任意のテキストエディタで開きます。

3. claude_desktop_config.jsonに書きを入力し、保存します。
{
"mcpServers": {
"burp": {
"command": "npx",
"args": [
"mcp-remote",
"http://localhost:9876/sse"
]
}
}
}
4. Claudeを再起動します。
※Claudeを閉じる場合は、タスクバーの常駐プログラムから終了しないと設定がうまく反映されません。

5. Claudeを開いたら、先程と同様に開発者の設定へ移動し、burpが[running]となっていれば成功です。

動作確認
プロキシのインターセプトON/OFF
プロキシの設定確認

最後に
MCPを使えば、ClaudeなどのLLMと様々なツールを連携させることが可能になります。
今回はBurp Suiteとの連携を試しましたが、Burp Suiteとブラウザ操作のMCPを組み合わせることでクローリングの通信を自動で取得してくれるなど、出来る幅が広がりそうな気がしています。
このあたりの検証については後日実施するとし、引き続き、MCPとセキュリティツールの連携可能性を探っていきたいと思います。興味のある方はぜひトライしてみてください!

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